行政書士で年収1億円を稼ぐ

自分の力量・努力次第では、その年収をどこまでも上げていける可能性のある行政書士ですが、行政書士の資格特性として、1人では可能な仕事量と単価には限界があることが分かっています。年商なら見据えることの出来る1億円という数字も、年収として考えると難しいということが、現実的な推測でした。しかしながらも、行政書士として開業し、年収1億円を叩き出した強者が、実際に存在していることもまた事実なのです。

現在、株式会社の代表取締役で、不動産投資顧問業におけるビジネスプロデューサーとして活動している金森重樹(かなもりしげき)氏の成功の始まりは、行政書士の資格を取得してからと言っても過言ではありません。

東京大学法学部卒業の彼は、そもそも普通のサラリーマンでした。脱サラ後、行政書士になり、実質的な平均年収が300万円とも言われる行政書士という業界の中で、開業初月に月収100万円を叩き出しました。初年度の売り上げは、なんと6000万円ということでした。さらに開業3年目にして、年収を1億円にまで押し上げたそうです。行政書士の事務所を開業するために、独立してからたったの2年間で、相続・離婚・借金相談などの不動産処理が必要な案件に特化することで、その専門性を高めて信用を築き、利益へと繋げていったのです。

金森氏本人は、インタビューにて、自らの成功を決して東大出身だからでも、運が良かったからでもないと言っています。事業に必要なものとして、お金でも人材でも人脈でも、はたまた専門的な技術やその蓄積、技術競争における有力な手段となり得る情報や経験でもなく、顧客だと考えています。どんな業界であっても、顧客を集めて魅了し続けることは生命線となります。つまり、集客持続力こそが、売り上げとなるわけです。

行政書士から出発した彼はその後、ビジネスの幅を広げて、およそ十数億円という資産を短期間で形成していったそうです。こうした具体例から、不可能だと考えられていた行政書士としての年収1億円という数字も、決して不可能だと言い切れないことが分かるのではないでしょうか。